ほんとにデータ消える?データ消去方法 6選

パソコンのデータを消去したい!そんな時にどういう方法を取るのがいいのか、本当に安心できるのかをご紹介します。

1・ファイルをゴミ箱に入れる

消去したいファイルをゴミ箱に入れることで、表面上はファイルが消えたことになっているように見えます。

しかしゴミ箱に入れるというのは、単にファイルを移動しただけです。全く消えていません。いつでも好きな時に、完全な状態で元の場所に戻すことができます。

2・ファイルをゴミ箱に入れずに削除する

ファイルをゴミ箱に入れずに強制的に削除する方法があります。この方法だとパソコンの簡単な操作ではもとに戻すことはできません。

しかしファイルを削除したとしても、実際にはもとのデータは残されたままであり、ハードディスクの中に記録されたデータの先頭に「もう入れないよ!」というマークがついて残されているような状態です。

この状態ですとファイル復元用のツールを使うとほぼ復元することができることが多く、データを消去したとは到底言えません。

3・初期化/リカバリする

ハードディスクの中に入っているファイルを一気に消し去るために初期化(フォーマット)することはよく行われる方法です。
パソコンにもともとついているリカバリディスクやリカバリマネージャを使って初期状態に戻すのもフォーマット作業が含まれています。

この方法はとてもスピーディで、たしかにすべてのファイルが消去され、リカバリを行った場合はパソコン購入直後の状態に戻ります。

しかし当社では3回連続でフォーマットを行ったパソコンから、無料で配布されている簡易復元ツールでほぼすべての写真データを回収する実験に成功しています。

無料の簡易復元ツールの場合、復元したファイルの名前は変わってしまいましたが内容は見ればわかります。
有料で販売されている本格的な復元ツールの場合はファイル名さえも元通りにできると聞いています。(当社では実験しておりません)

「フォーマットをしたからデータは消えた」とは思わないほうが安全です。簡易復元ツールでもさっさと回収できるのですから、本格的な復元ツールを使えばどうなるかは予測がつくと思います。パソコンを廃棄処分するときや、第三者に販売・譲渡するような場面では絶対にこの方法で安心しないようにしてください。

4・ゼロやランダムな値をハードディスクに書き込む

ゼロフィル・ランダムフィルと呼ばれる方法で、ハードディスクの端から端までの全領域に「ゼロ」や「ランダムな値」を書き込んで埋め尽くしてしまいます。

この方法は費用がかからない上に、アメリカ国防総省のセキュリティ規準を満たすものとして知られていますが次のような欠点があります。

  • 時間がたいへんかかる
    所要時間はマシンの速度やハードディスクの容量によって異なります。
    当社の関係先による実験ですと、作業完了までに60時間程度かかりました。
  • 故障したマシンやハードディスクでは実施できない
    この方法を行うためには、マシンやハードディスクが正常である必要があります。
    ハードディスクに論理障害や物理障害がある場合(あっても気づいていない場合)は、この方法を行うことができません。
  • 安心感がない
    本当に消えたの?という不安が取り除けません。
    また、この方法ではハードディスクそのものを再利用することができますので、真の安心は得られません。

この方法を実施したあとで、物理破壊を行うことは大変優れた方法です。ぜひご検討ください。

5・磁気消去装置を使う

ハードディスクに書き込まれているデータは「磁気」として存在しています(磁気記録といいます)。
この磁気を強力な磁場にさらすことで消滅させる方法があります。

磁気消去はゼロフィル・ランダムフィルとは異なり、故障しているハードディスクに対しても有効ですが、費用が多くかかります。
また、デジタルフォレンジック技術による復元の可能性はわずかながら残されています。

磁気消去をしたあとでさらに物理破壊を組み合わせるというのは優れた方法ですが更にコストがかかる難点もあります。

6・これぞ決め手! 物理破壊

ハードディスクに書き込まれているデータにアクセスする手段そのものをなくすことで、データを読めなくする方法が物理破壊です。

ハードディスクの構成部品に物理的な破壊行為を行い、二度と読み書きができないようにしてしまいます。
京都PCデータ消去のデータ消去技術はこの物理破壊の方法です。物理破壊は低コストで、時間がかからず、高い効果があります。

ただ、一般的な物理破壊の場合、破壊されたプラッタ(ハードディスクのデータ記録円盤)を採取して、デジタルフォレンジック技術で復元させることができる場合があります。
京都PCデータ消去の物理破壊は、単純な物理破壊に加え、独自に開発した「断念剤」を仕上げに使用します。

断念剤を使用したあとのハードディスクを、デジタルフォレンジックの装置にかけた場合はデジタルフォレンジックの装置自体が完全に故障してしまいます。
この装置は大変高価だと聞いております(4000万円以上?)。断念剤を使ったあとのハードディスクの復元は、くれぐれも試さないようにしてください。

番外・ハンマーで叩く? 水の中に漬ける?

「データ消去には物理破壊が良い」ということだけを聞きかじった人が時々試みるのがこのような方法です。

1990年代前半までのハードディスクなら、衝撃に対して弱かったのでハンマーで叩けば大抵は十分に壊れました。しかし、こんにちのハードディスクは衝撃に対する耐久性が上がっており、ハンマーで叩いたくらいではほとんど壊れません。軽い物理障害を与えることはできたとしても、全く信頼できる状態には達しません。

ハードディスクを水に漬けることで内部の機器が故障する可能性はあります。しかしプラッタの素材は水による影響は受けません。残念ですが、この方法はデータ消去の手段として無効です。

迷っている時間が無駄です。

ハードディスクのデータを消去したい。そう考えて方法に悩んで迷っている時間がとても無駄です。
こんなときは京都PCデータ消去にご一報ください。
お客様の目の前でハードディスクを物理破壊いたします。お客様の会社・事業所・施設・ご自宅から持ち出さず、その場でハードディスクを物理破壊いたしますので、情報漏洩を起こすことはありません。

京都PCデータ消去は、お客様の安心をご提供するのが使命です。ITセキュリティの問題が軽視できないこの時代に、皆様のお役に立たせていただきます。お気軽にご相談ください。

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2023年7月21日京都PCデータ消去のご案内

Posted by 京都PCデータ消去 ウェブマスター